仙台市泉区歩坂町の市道の土地登記を巡り、合併前の旧泉市が自社の印鑑を偽造して不正に所有権移転登記をしたとして、土地の所有権を主張する泉区の不動産業者が市に、登記の抹消と約4700万円の損害賠償を求める訴えを9日までに、仙台地裁に起こした。 訴えによると、偽造印鑑の使用が疑われるのは歩坂町内の土地13カ所、計5407平方メートル。登記簿上、1980年6月~88年11月に道路や山林の名目で所有権の移転登記が行われ、いずれも業者が旧泉市に寄付した形になっていた。 偽造印鑑とみられる代表印は、寄付の際に必要な土地の位置関係を示す地積測量図に押印されていた。本物の代表印は、漢数字「三」の文字の真ん中が中央で離れている=写真上=が、測量図に押印された代表印はつながっていた=写真下=。代表印に重ねて押されていた会社のゴム印も、電話番号が違っていた。 偽造印鑑が使われた可能性について、業者側は「旧泉市が道
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