音楽ソフト「初音ミク」が生んだ卒業ソングとして、ネットで話題となり、100校以上の卒業式で歌われた「桜ノ雨」が映画化されることが14日、分かった。 「桜ノ雨」は、音楽ユニット「absorb(アブソーブ)」の森晴義さんが作詞作曲、卒業する学生たちの思いを桜の花に例えた曲。森さんが08年2月に初音ミクで作ったバージョンを動画投稿サイト「ニコニコ動画」に投稿すると、「卒業式で歌いたい」などの声が上がり、楽譜入りのCDが発売された。 高校生の映画コンクール「映画甲子園」で08年の最優秀作品賞を受賞した慶応義塾高の映画サークル「テトラフィルムスタジオ」の白濱一樹さん(17)が同曲を知り、オタクの親友4人が卒業前に繰り広げるラブストーリーの脚本を書き下ろした。「映画甲子園スカラーシップ基金」の支援で製作が決定、大手芸能事務所から主演俳優を起用する。アブソーブは「映画になるなんてビックリです。多くの人に