こんにちは。 ナインです。 本日も本の紹介です。 今回紹介する作品は 『或阿呆の一生』 です。 遂に記念すべき第10弾です。 この作品は芥川の死後に見つかった作品で、遺書的な作品といわれています。 第10弾をもって芥川作品の紹介に一区切りつけようと思っているため、最後というつながりでこの作品を第10弾にしようと考えていました。 もちろん芥川の作品はまだまだたくさんありますが、キリがいいのと、そろそろ他の作家の本についても書こうかなと思っているので、とりあえずの一区切りです。 もしかしたら番外編とか称して書くかもしれないですけど…… この作品は断片的に話がすすんでいきます。 各断片にはそれぞれタイトルがついています。 その中の一つ、「八 火花」というタイトルの断片があるのですが、これは芥川賞を受賞したお笑い芸人の又吉直樹さんが書いた「火花」の名前の由来となっています。 また、「ニ十五 ストリ