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ブックマーク / cinemac.hatenablog.com (1)

  • ネザーランド(ジョセフ・オニール) - シャングリラ屯田兵

    9.11というのは、途轍もなく大きなインパクトを持った事件だったので、これまで小説映画の題材として好んで取り上げられてきたわけですが、その余りの大きさ故かむしろ観念的な「何か」となってしまっていて、読んだり観たりする際には、頭では理解できても実感を伴って腑に落ちる内容になっていないものが多かった気がします。もっといえば、物語を成立させるに足る題材さがしというのがまず前提としてあって、その格好の対象となってきたという印象すらあります。もしくは映画のスペクタクルな画作りのモチーフとして「宇宙戦争」や「クローバーフィールド」のような形で取り上げられたり。つまるところあまりに表層的というか… 翻ってこの作品ですが、主人公一家は身近なところで事件に遭遇して、心のどこかに確かに傷を負ったにもかかわらず、言語化できないいわく言い難い「不穏な何か」としてしかそれを対象化できないでいます。亡くなった中には

    ネザーランド(ジョセフ・オニール) - シャングリラ屯田兵
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