米北東部メリーランド州アバディーンの集団接種会場で新型コロナウイルスのワクチンを受ける女性。6月にメリーランド州で亡くなった新型コロナウイルス患者は全員、ワクチン未接種だった Photo: Chip Somodevilla / Getty Images 新型コロナウイルスに感染し、2021年6月に死亡したアメリカ国内の患者の9割以上が、ワクチンを接種していなかった。米国立アレルギー感染症研究所所長で、米国の新型コロナウイルス対策における中心的存在、アンソニー・ファウチ博士が明かした。 【画像】99.2%─1ヵ月間に死亡した米コロナ患者の「ワクチン未接種率」が明らかに 7月6日、メリーランド州は6月に死亡した新型コロナウイルス感染者の100%がワクチンを接種しておらず、新たに感染した人や入院中の患者の93%以上も同様にワクチン未接種だったと発表した。 アメリカではいま、感染力が強く重篤な症状