これまでにF1を走った日本人レーサーは全部で19名。その内F1フル参戦を果たしたのは中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京、井上隆智穂、中野信治、高木虎之介、佐藤琢磨、中嶋一貴、小林可夢偉の9名で、2021年には角田裕毅がこの顔ぶれに加わる。 世界三大レースの1つに数えられる世界最高峰レースの1つ、2017年第101回インディ500で佐藤琢磨がアジア人初優勝の快挙を飾ったが、残念ながら未だF1で勝利した日本人ドライバーはいない。歴代の日本人F1ドライバーの中で、最もF1で速かったのは誰なのだろうか? 一言で「速い」と言ってもその基準は様々。1発の速さを比べるなら予選順位、安定した速さを比べるなら入賞率等を参照することになるだろう。 ただし技術開発競争をDNAとする非ワンメイクのF1では、乗っているマシンの戦闘力がなんぼ。如何に優れた腕があろうが、後方チームのマシンではチャンピオンシップはおろか、優勝