2021年3月現在取材中の未来警察ウラシマン研究同人誌は、ウラシマン第49話「愛と死の超能力」に焦点を当てたものになります。 ウラシマン自体は50話からなるテレビシリーズであり、当然その膨大な分量の中に様々な見所があるわけですが、個人的にはその魅力の中心核は第49話に凝縮されていると思っています。 ウラシマンが放送されていた時代は、日本はバブル好景気直前の1983年。全てが明るく上り坂だった頃です。 ネアカ・ネクラという言い方に代表されるような、楽しくなくっちゃテレビでないとかフジテレビがブチ上げ、軽さや煌びやかさが持て囃されていました。 ウラシマンも放送開始当初はそんな時代の空気を作中に色濃くまとい、近未来ポリスアクションコメディー風に始まりました。 明るい未来都市ネオトキオを舞台に、エアカーがハイウェイを突っ走るバラ色の未来を、悩みのない明るい主人公ウラシマリュウの冒険を、面白楽しく描