日本の漫画は「世界的なポリコレの流れ」に配慮すべきか 小禄卓也氏(以下、小禄):では次いきましょうか。 赤松健氏(以下、赤松):これか! 小禄:「漫画と海外市場」です。 小林琢磨氏(以下、小林):今日の一番の。 赤松:ポリコレね。要するに(笑)。 小林:ポリコレって言って、見てる方のどれくらいの人がわかるのかっていう。 赤松:ポリティカル・コレクトネス。「政治的な正しさを、漫画とか映画とかに導入しなさい」みたいな外圧が来ているわけですよ。日本の漫画の良さって、鬼滅なんかもけっこう残酷な……進撃だって人を食べる……食人……。 小禄:カニバリズム的な。 赤松:ヤバいですよね。 小林:ヤバいです。ヤバいです。 赤松:こういうものが、世界で驚きを持って迎えられたりする。ここまで日本漫画というものが世界を見据える段階になった時に、もっとグローバルスタンダードに合わせなさいよっていう、圧力的なものが現