2021年2月27日公開の映画『DAU. ナターシャ』より、新たな場面写真が公開された。 ロシアの奇才イリヤ・フルジャノフスキーは処女作『4』が各国の映画祭で絶賛を浴びると、“史上最も狂った映画撮影”と呼ばれた本プロジェクトに着手。それは、いまや忘れられつつある“ソヴィエト連邦”の記憶を呼び起こすために、“ソ連全体主義”の社会を完全に再現するという前代未聞の試みだった。オーディション人数約40万人、衣装4万着、欧州史上最大の1万2千平米のセット、主要キャスト400人、エキストラ1万人、撮影期間40カ月、35mmフィルム撮影のフッテージ700時間……莫大な費用と15年もの歳月をかけて完成させた。 本作は、その膨大なフッテージから創出された映画化第1弾であり、ランダウが勤めていた物理工学研究所に併設されたカフェのウェイトレス、ナターシャが主人公となる。本作でスカウトされた新人ナターリヤ ・ベレ