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ブックマーク / blog.etsukata.com (2)

  • Linux システムコールのブロック・ノンブロックまとめ

    はじめに Linux にはブロックするシステムコールとノンブロックなシステムコールがあります。さて、システムコールが「ブロックする」とはどういうことでしょうか。よく、ブロックするシステムコールとは「処理が完了するまでプロセスの動作が中断され待たされること」という説明を見ますが、より詳細に、どういう処理の場合に待たされるのか、整理してみましょう。 「ブロックする」とは Linux において、システムコールがブロックするとは、「プロセスが、システムコール呼び出しの延長で待状態(TASK_INTERRUPTIBLE or TASK_UNINTERRUPTIBLE) に遷移し、CPU時間を消費せずにあるイベントが完了するのを待つようになる」、ことを指します。ブロックするシステムコールのうち代表的なものと、完了待ち対象イベントをまとめると、以下のようになります。 システムコール待ち対象イベント re

  • Erlang VM(BEAM) スレッド構成

    Erlang の実行環境である BEAM の動作を理解するため、BEAM のスレッド構成を調査しました。 BEAM は SMP(マルチコア) 環境と非 SMP 環境では動作が大きくことなります。SMP環境と非SMP環境に分けてスレッド構成を記載します。 調査対象の OTP のバージョンは R16B03-1です。 非SMP環境 Erlang Interactive Shell を起動する際に、オプションとして '-smp disable' を付与すると、CPUはSMPでも、BEAMとしては非SMPモードで起動できます。 'erl -smp disable' で起動すると、11個のスレッドが見つかりました。11スレッドの内訳は以下のようになります。 スレッド名関数名個数 Main Threadprocess_main1 Async Threadasync_main10 Main Thread

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