Erlang の実行環境である BEAM の動作を理解するため、BEAM のスレッド構成を調査しました。 BEAM は SMP(マルチコア) 環境と非 SMP 環境では動作が大きくことなります。SMP環境と非SMP環境に分けてスレッド構成を記載します。 調査対象の OTP のバージョンは R16B03-1です。 非SMP環境 Erlang Interactive Shell を起動する際に、オプションとして '-smp disable' を付与すると、CPUはSMPでも、BEAMとしては非SMPモードで起動できます。 'erl -smp disable' で起動すると、11個のスレッドが見つかりました。11スレッドの内訳は以下のようになります。 スレッド名関数名個数 Main Threadprocess_main1 Async Threadasync_main10 Main Thread