東京五輪、射撃競技の会場となる陸上自衛隊朝霞訓練場でテスト大会に臨む選手(2021年5月18日撮影)。(c)Philip FONG/ AFP 【6月30日 AFP】東京五輪開幕を前に、ライフル射撃の選手やチームが日本特有の課題に直面している。世界でも特に厳しく銃火器が規制されている日本では、コーチすら選手の使う銃に触れられず、保持できる弾薬の数にも制限がある。 ライフル射撃日本代表チームでコーチを務めるゴラン・マキシモビッチ(Goran Maksimovic)氏は、就任して初めて日本の銃刀法の厳しさを知り、自分が銃を撃つことはおろか、トリガーに指をかけることさえできないのに気づいた。 1988年のソウル五輪、10メートルエアライフルで金メダルを獲得したマキシモビッチ氏は、「最初はとても驚いた」と話し、「コーチとしては非常に難しい。トリガーがなめらかに動くか、重すぎないかをチェックして、パー