ナット・ヘントフというジャズ評論家の著した「ジャズ・イズ」という書籍がある。 ジャズ・イズ – ナット・ヘントフ (著) コレは、少なくとも自身の知る限り、もっとも「ジャズをちゃんと語っている」書籍なのではないかと思う。まさに “Jazz is” であり “This is Jazz” だ。 捉えどころが多すぎるがゆえに、得体が知れない存在として語られてしまうモノに対して、このように “ズバリ” というタイトルを掲げて著すのは、非常に難しいし、何よりも勇気がいることだと思う。名著として評価されれば、その業界について書かれた書物の中においても “スタンダード” として、そして時が流れれば “古典” として位置づけられる。ただ、その反面、もし評価が低ければ “この作者、口ばっかりじゃん” という直接的な評価だけではなく、今後の作品の評価にも影響しかねない状況になってしまうわけで。ただ、もちろん「