ここ数日、大手企業での感染報告が相次ぎ、新聞紙上をにぎわしている「ガンブラー」(JS_GUMBLAR)。トレンドマイクロの発表によると、2009年12月の不正プログラム感染被害報告数ランキングで4位(33件)となっており、現在、まさに猛威をふるっている最中だ。 説明を行った、トレンドマイクロ Threat Monitoring Center 課長の飯田朝洋氏 さまざまな報道を耳にし、「感染しないよう注意しなければ」と気を引き締めている方も多いと思う。しかし、このプログラムがどのような振る舞いをするのかを把握している方がどれだけいるだろうか。 実はこのガンブラー、他の種類の不正プログラムを呼び出すなど、セキュリティ分野に明るくないユーザーには想像がつかないような動きをする。しかも、目立たぬかたちで活動するため、知らなければ、おそらく感染してもまったく気づくことはないだろう。 そこでここでは、