本日午後、札幌市中央区南8条西9丁目に40年前からある日章堂印房で、酒井博史さん主催の第1回活版印刷ワークショップ「活字よ、こんにちは。」が予定通り開催された。私はなるべく邪魔にならないように、ときどき参加者の皆さんとおしゃべりしながら、写真を撮った。 私が開始時刻十五分前にお店に到着したときには、すでに参加者の皆さんは店内で酒井さんを囲んで談笑していた。前回同様に、お店の看板の上で鳩たちが出迎えてくれる。ワークショップは予定時刻に始まった。酒井さんお手製の、達筆の手書きの資料が配られた。味のある手書きの挿絵も入っている。それを使って先ずは非常に分かりやすい活版印刷レクチャーが行われた。鉛の活字だけでなく、普段仕事で使う樹脂版、木(コマ)、金属製の凸版、さらにはゴム版などの実物をひとつひとつ説明しながら皆さんに手渡して、酒井さんは活版印刷とはそもそも何かという説明から始めた。それから順に、