中国四川省北部、アバ・チベット族チャン族自治州松潘県にある「黄龍溝」は岷山山脈の一部である玉翠山の山頂(標高約5100m)から北に向かって伸びる全長7.5kmの峡谷で、「黄龍の景観と歴史地域」としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。 新生代第四紀に隆起した石灰岩層が氷河に侵食されて巨大な峡谷となり、そこに石灰分の豊富な水が流れ続けた結果、石灰華の沈殿したエメラルドグリーンの美しい石灰華段(石灰華段丘とも)をはじめ、黄金色に輝く石灰華の層、そして石灰華の滝や谷が形成された。
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