「モードは死ななければならないし、ビジネスのためには早く死ぬほうがいい」──ココ・シャネル 日本の服の自給率はわずか4%でしかない(註1)。なのに日本に住む我々は一人あたり年間9キロの服を買い、8キロをゴミとして出していて、その総重量は家電4品目(テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機)の年間総廃棄量約60万トンの2倍近くもある。しかも、そのほとんどをリサイクルもせずに処分してしまい、古着まで輸入に頼っているありさまだ。 だというのに服を作っている業界では、流行の服を売り出す2年前から、年に2回も、流行の色や素材を決めていって、川下にいる一般人に最終的な流行の服が届く頃には、すでに2年先の流行色が決めれられている、なんてことを今でもやっている(註2)。 つまり彼らは「これが今の流行ですよ」と売り出している裏で、「次の流行」「次の次の流行」「その次の次の次の……」まで同時に作っているんであって、今
過去ログを見ていただければおわかりいただけるかと思いますが、しばらくブログをあまり書かないようにして、オフ会にも参加しないようにして、ブロガーコミュニティで溜まったものをいろいろ消化していました。 そして今日Twitterで少し発言したこの辺はずっと前から変わらない本音であります。 ------ ■ちなみにSがあんまり好きじゃなくなったのはブロガーイベントのやり方が肌に合わなかったってのが理由。 ■ブロガーイベントで製品や企業を大好きになった人もいれば、げんなりした人もいるということで。ブロガーは「ノーギャラで提灯記事を書いてくれる便利なツール」ではないので、逆のパターンもリスクのうちですよね。 ■そういう意味で「ブロガーに製品を送れば原価で宣伝してもらえる」なんて思ってる企業からブロガーはなめられてるんじゃないかと思う。なんのお付き合いもない人に言われても動かないよ。 ■でもそうやって言
「バナー広告よりテキスト広告が良い」なんて話がインターネット初期に語られていました。 バナーはユーザに見飛ばされる(いわゆる”バナーブラインド”) コンテンツに程よく溶け込むテキスト広告のほうがクリックされやすい だから、テキスト広告のほうが良い こんな3段論法ですね。 そんな話を、今でもアイトラッキングツールの検証例や(謎の)ユーザビリティ記事で見かけることがあります。 でも、現実には、こんなバカな話をしてたら大笑いされるのが関の山です。 広告主から見た広告の価値 そもそも「押される広告」に意味がある、というのはPVが稼げればいいという単純な思想に基づいています。 アクセス解析だけでなく、広告効果測定専用のツール、さらには広告と顧客データベースを紐付けたライフタイムバリューの分析までできるようになった今、サイトへの誘導量にたいした意味はありません。 クリックが欲しければ、いくらでも安い枠
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