リアルサウンドの連載「フェス文化論」では、過去2回にわたってロックフェスティバル『VIVA LA ROCK』のプロデューサー鹿野 淳氏のインタビューを行ってきた。 音楽雑誌『MUSICA』発行人でもある鹿野氏は、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』や『ROCKS TOKYO』の立ち上げにも関わり、日本におけるロックフェスのカルチャーを根づかせてきたキーパーソンの一人でもある。 『VIVA LA ROCK』は今年で4年目を迎え、5月3日、4日、5日の3日間、さいたまスーパーアリーナで開催されるロックフェスとして定着してきている。その一方、「邦ロック」という呼称が一般化したここ数年の日本のロックシーンにおいては、「四つ打ちダンスロック」と呼ばれる一つの潮流がブームとなり、一方でその次のモードを示すアーティストも目立つという、いわば過渡期の状況が続いてきた。 (参照:当連載の2014