民放連研究所は「ラジオの特性・広告効果に関する研究」の報告会を2023年8月2日に開催し(会員社対象、ウェビナー)、翌3日に報告書を民放連公開サイトで公表した。同研究は民放連研究所が22年度から取り組んでいた研究テーマであり、23年3月に日本全国を対象とする調査を実施。報告ではその調査結果とそこから得られた知見、示唆を取りまとめている。 この研究の主旨と目的は、 ① ラジオメディアの持つメディア特性を、他のメディアとの比較をしながら明らかにする。 ② ラジオメディアのリスナー特性を、"好きなラジオ番組"への評価から明らかにする。 ③ "好きなラジオ番組"に対する熱量(心理的な番組関与度の強さなど)と、ラジオメディアの情報や広告の影響力の関係性を明らかにする。 の3点に集約される。以下、本稿では調査結果の概要と得られたいくつかの特徴的な知見をご紹介する。 ラジオリスナーを"