2017年5月10日のブックマーク (1件)

  • 私が「教養」を求めるのは、少し飽きっぽいからなのかもしれない。 - 「教えて!教養の入り口」実行委員会

    ユクスキュルの『生物から見た世界』(岩波文庫)というがある。環世界の概念について書かれたで、これ自体とても興味深いのだけれど、このの翻訳をしたのが、動物行動学者の日髙敏隆さんだ。 日髙さんのエッセイ『世界をこんなふうに見てごらん』(集英社文庫)には、そんな日髙さんの、幼少期のエピソードが綴られている。のちに生物学を志すだけあって、昆虫少年だったというエピソードはそれだけ聞けば確かに微笑ましい。が、カブトムシやクワガタの採集程度にとどめてくれれば可愛いものの、日髙さんは道端や公園に転がっていた犬の死骸に群がるウジや甲虫にまで興味を持ち観察していたそうで、巡回中の警官に何度も連れていかれそうになったという。しまいには見ているだけでは飽き足らなくなったのか、シデムシ科という種類の虫を飼育しようと腐った肉を用意し、汚いわ臭いわで父親に怒られたとも綴っている。子供の個性や好奇心をできる限り尊重

    私が「教養」を求めるのは、少し飽きっぽいからなのかもしれない。 - 「教えて!教養の入り口」実行委員会