ハサミで紙を切り抜いてイメージを形にしていく「切り絵」の世界。日本人にも馴染みある、あの“ハサミ芸”とは一味違った方法で、繊細な切り絵アートの魅力を伝えるインド人アーティストがいます。 インド西部アフマダーバード出身の切り絵アーティスト、Parth Kothekarさん。切り抜いた型紙を用いてペイントしていく「ステンシルアート」を得意としていた彼。ですが、イメージを写した壁やベニヤ板ではなく、切り抜いた紙の芸術性の高さに注目したのは大の親友なのだとか。以来、精巧な切り抜きアートの世界に没頭していったKothekarさん。モチーフを描写する能力もさることながら、緻密で繊細なカッターさばきでイメージを切り出していきます。