第94回定例オープンセミナー資料 2009年6月24日 題目 放射光と分子生物学を併用した植物の重金属蓄積機構の解明 Towards understanding the mechanism how plants accumulate heavy metals —Integration of synchrotron-based x-ray analyses with molecular biology— 発表者 原田英美子 (京都大学生存圏研究所・ミッション専攻研究員) 関連ミッション ミッション 1 (環境計測・地球再生) 要旨 植物を用いて、環境汚染を修復する手法をファイトレメディエーションと呼んでいる。本研究では、ファイトレメディエーションの材料としてこれまであまり注目されてこなかった、重金属蓄積性樹木のヤナギを研究材料に用い、その金属蓄積機構を解明し、土壌の浄化技術を開発する。木本植
樹木を用いた重金属汚染土壌のファイトレメディエーション法の開発研究 平成21 (2009) 年度ミッション専攻研究員 原田英美子 人間の経済活動の結果として排出された廃棄物がもたらす水や土壌の汚染は、深刻な社会問題となっている。農地や農業用水の汚染は、農産物の汚染に容易に結びつく。汚染された食糧を摂取したことにより生じた健康被害の代表的なものが、カドミウム汚染米を原因とするイタイイタイ病である。土壌汚染をいかに防ぐか、また、すでに汚染された土壌をどのように浄化するかは、食の安全性と豊かな環境の保全を目指す循環型社会では極めて重要な課題である。これを克服する技術として、近年、植物を用いた環境浄化法が注目を集めている。この方法はファイトレメディエーションと呼ばれ、植物が行う根からの養分吸収などの生命活動を利用して、環境中の汚染物質を分解もしくは減少させるので、従来の方法に比べて環境に対する負荷
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