じつは僕は今とある病院の精神科にかかっていて、その治療の一環ということで前々から書き溜めていた文章をプリントアウトして持っていったんだけど、そのときに「今の子ってこういうわざわざ自分の見せたくないような部分をブログとかで公開したりしてるけどさ、そういう心理ってどういうようなわけ? しかもなんか客観的にというか、自分を上から見たような文体で書くでしょ? 私はブログとか、そもそも否定派なんだけどさ――」と言われて何も答えられなかったという事件があった。よくある言説では、承認欲求、かとも思ったけどなんかその一言では終わらないような……。 上にも書いた通り、僕の主治医はブログ否定派(インターネット否定派?)らしい。なぜなら「そこに感情が乗っかっていないから」「プリントアウトされた文字はつめたい」のだという。「こうやって文章こねくり回さなくったって、要は『つらい』『くるしい』ってことでしょ? それで