2016 - 05 - 25 因果応報 写真提供 https://www.facebook.com/takuya.tomiyoshi 私は山の方のとある旧小学校の屋上にいた。 今後、地域活性化の為に使われるこの旧小学校は老朽化が激しく、工事をする為の調査している最中の事であった。 屋上はアスファルトのルーフィングが施工されており、シルバー色の保護塗料が塗布されていた。照り返しがヤバイかった。 私は山の方から時折吹く風に感謝しながら、メジャーなどで寸法を計測してこれをノートに記入していた。 30分ほど作業して、暑さでテンションが下降気味になってきた私に反比例して太陽はどんどん上昇、屋上は蜃気楼のようにユラユラと向こう側の風景をぼやかした。 一度降りて休憩しよう。 熱中症を危惧した私がハシゴに向かったその時、山から突風が吹いた。 ガシャン 鈍いアルミの音と共に私の目の前からハシゴは消えた。 「