思い起こせば、最後に縄を違ったのは何時のことだったかしらん。 随分とご無沙汰していた蕎麦とご対麵。 拾割蕎麦の鴨せいろを戴きました。冩眞には映っていませんが、蕎麦汁には肉厚の鴨肉が身命惜しまず入っております。脂の甘味と程好い嚙み応えで調子が高い。蕎麦もきりりと締められていて、喉越し軽やか。美味しいです。 余りに間を置いてしまったので、田舎蕎麦も追加で註文。此方も良いですねえ。 すっかり満腹で大満足。愉しい食事は休日を豊かにしてくれますね。御馳走様でした。 ランキング参加中雑談

肝心の參台目は一向に納められる気配がありません。 どうしたものか。 ランキング参加中雑談
葡萄酒に於いては、収穫年を遡って年代物を産生するなぞは到底出来ない無理難題でしかありませんし、存在すべきでは無い悪意のある紛い物に過ぎませんが、一方で、巷間には特定の年代に世に出た秀逸な品品を。現代の技術で精巧に再構成する複製と謂う範疇が成立しています。 藍染めの厚地綿織物に関しては、貴重な年代物を典範とした複製が種種諸諸日日差し立てられていて、其の恰好を不断着として楽しむ格好の対象となっていて、興趣滾滾と尽きることを識りません。 祖型となる年代物は其の出自によって下地が異なっているのでしょうから、複製とは謂え様相を皆皆違えていて、濫造される性質の製品でも有りませんから、蒐集癖のある御仁には心惹かれるところがあると思います。尾錠ひとつにしても、色味も彫り目も微妙に違いますが、一見では余程目が高くなければ弁別すること能わず。中中に深い沼ですねえ。 何とはなしに日本の物作りの奥深さを体感するな
物怪の幸いと謂うのは斯様なことなのでしょうか。陋居の極々近間に開かれた期間限定の店舗で売り出されていた車の玩具。まあ色も形もだんなが思いを馳せる個体とは違うのですが、小さいのに細部まで中中に精緻に再現されていて、つい購ってしまいました。 後ろ姿が良いですね。此の車の尾灯は紐育近代美術館に永久収蔵されているそうで、矢張り秀逸な意匠なのだと革めて思いました。 早く間近で見たいものです。 ランキング参加中雑談
前回の記事の題目ですが「間違い探し」と謂うのは適切ではありませんでして、各各の違いを見つけては独り愉しみにしている次第です。 而して、だんなが気付いた限りで申し上げますので「答え合わせ」なぞ僭越の極みなのですが、ご容赦戴きお付き合い願います。 冩眞の加工が拙劣で不細工至極。重ねて申し開きのしようも御座いませんが、其方はご寛恕を戴いた前提で、さて如何に。 先ずは襟先の角度でしょうか。左の方が襟元からの仕立てがやや鋭角で且つ小振りに思います。そして釦横に裁縫された四角い針目の大きさが明らかに違います。亦た冩眞では極めて分かり難いのですが、釦の色味も微妙に異なっています。 まあ大同小異でありまして、だから何なのだと謂う咄なんですが、神は細部に宿るなぞと謂います。だんなは到底然様な域には遠く及びませんが、何とはなしに日本ならではの、年代物を複製する拘りかと思います。 だんなは未だ未だこの手の厚地綿
ご興味が無い方には同じ物のように見えても仕方ありませんね。 頭の軽いだんなは、性懲りもなく、些細な隙間を一つずつ探し当てています。 間違いなく、どちらも正解です。 ランキング参加中雑談
晴れの日でも、或いは晴れの日だからこそ、出掛けるときは両手が自由に使える方が良いのです。ちと前から頸椎症なぞ謂う輩が首に棲み着いてからは、層一層転ばないように用心を致しておりますし、加うるに萬にひとつ意想外に平衡を失った軀を支える要に逼られるやも識れません。ために、両手が利く斜め掛けの鞄が重宝なのです。 財布を意味する西班牙語「カルテーラ」と、羅甸語の小銭「クルメーナ」を組み合わせて「カルクル」。昨日購った鞄の銘です。何だか春らしく軽快な語調で好もしい。持ってみると本當に軽くて、ころりとしたさまも宜しい。一目で気に入りました。 意匠に無駄がなく簡潔で、澁で鞣した革の手触りも愉しい。中に入れる財布も軽くならないお手頃な値付けの佳品と、悦に入るばかり。 小さめの折り畳み傘と長財布、小銭入れに携帯電話を雜に把ねても「ころり」のさまを崩さずに造作のひとつもない構えは優れた仕事の証左。良い購い物をし
好い加減にお披露目でもせねばと気を急かしている一方で、未だ陋居の車庫を潜るにも至らない參台目。とは謂え、納車から弐週間を経てたに過ぎず腹を据えて俟たねばならないのでしょう。 秒時計と時計が並んでいる雰囲気が好もしく購いました。ラリータイマー、と謂うのでしょうか。使い方も良く理会しておりませんし、用に充てる機会もまずないと思います。抑、參台目はラリーなぞとは縁遠い車です。而して手巻きの此れ等が実用的でないのも承知の上ですが、黒が基調の弐座からなる車内に、鈍色に照らされる弐台の時計が置かれているさまは何とはなしに悪くはないと思っています。 車も時計も油が切れないように手を入れながら、気が付くと時間を重ねている。そんな向き合い方が出来れば好いと思っています。 文字盤の字体が揃っていないのも、冩眞の焦点が暈けているのも古い者がやることですから、どうぞご容赦下さいませ。 ランキング参加中雑談
一見しますと胴締に吊り下げる鍵掛けのようですが、そうではありません。 手袋を吊る為の物です。BUCOと謂う亜米利加の地椎来都(はいデトロイトですね。漢字で表記したところで何の意味もありませんね)に緒を発する自動二輪に係る装飾品銘柄です。もとい、だそうです。 現在は日本の「The REAL McCOY’S」が商標を復刻した、と此れ亦た借り物の智識ですが。 さりとて自動二輪の手袋となれば、相応に厚みを備えているでしょうから、収まりを付けるには一工夫凝らさねばなりますまいか。まあ、だんなが懸念する様なことは隅から隅まで計算が尽くされているのでしょう。屹度経年に添って気心知れていくのでしょうね。本當は參双目の手袋も誂えたかったのですが、手は暖かくても懐が寒くては気の毒なことですから。さあ、明日も頑張らねば。 ランキング参加中雑談
こう謂う細身で抜き身の結構を持つ車の鍵を手にするのは久し振りです。 今どきの車には鍵穴がありません。ために、當然鍵も存在しないし、内燃機を起こすに捻ることもない。本當に懐かしいと謂うに余り在る此の感覚を取り戻す。嬉しいことです。 其の様に純粋な結構である鍵の頭に飾りを付けたり、持ち重りが良いからと鍵掛けを繋いだりとしてしまうのは、野暮天ですねえ。 鍵は手許にありますが、肝心の本体は參拾弐年分の垢落としやお色直しで暫くは養生する次第。次に会えるのは何時になるやら。 而して全く續報の務めを果たさぬ記事となってしまいました。鍵の穴から天を覗くとはこのこと。締まらない咄で申し開きのしようも御座いません。 ランキング参加中雑談
手遊びに襯衣の意匠などを起こしてみました。エイトの其れと同じく、エクセルで図形を組み合わせただけですが。何とは無しに「長靴を履いた豚」が思い浮かび、BooDoo_Bootyなぞと命名。呪いではありませんよ。彼方様はvoodooですから。意味も無し。ブードゥー・ブーティー。語感が好ましい哉、と思っただけです。
続報を俟て。 もとい、俟ってください。 ランキング参加中雑談
第二次世界大戦に參戦していた亜米利加は、當時の民生品に使われる素材や製造法に物資統制を掛けていました。ために、此の上着も其の難を免れず、左胸の物入れに垂れ蓋が付いておらず、前身頃の釦も4つしかありません。なぞ謂う蘊蓄は勿論借り物ですけれど。 裏地の毛布が思いの外暖かく、今時期の寒空でも「界王拳10倍だあぁー」位の気合いがあれば大丈夫。だんなはミートテック標準装備ですし。 而してこの手の物は沼が深くて困りもの。次は第二形態(セカンドタイプとも謂います)も、とかカバーオールって良いなあ、なぞ妄想は元気玉のように膨らむばかり。 「お前たちの探しているものはWAREHOUSEにある」。蓋し名言なり。 ランキング参加中雑談
布帛製飛行服の王、TYPE MA-1。はや40年もの昔、當時高校生だっただんなは「渋カジ」なぞ謂う惹句に踊らされ、赤ラベルのヘインズにリーバイス501ではなくLee201を履いて「MA-1タイプ」と差し詰め近間にある洋品店に吊るしてあったMA-1擬きの上衣を羽織るのが一張羅でした。皆さんお召しのアルファインダストリー謹製のやつはお銭が張りますし、売れ行きの足が速くて、ちと出足に躓いただんなの手には届きませんでした。まあ民生品ですから本物の飛行服って訳ではないんでしょうが、上等品の三本タグが見えるように畳んで脱ぐ輩が居たりして、肩身の狭い思いをしたもんです。MA-1は狭い操縦席でも動き易いように、肩身は広めなんですけれども。 爾して此方。おっとドッコイ、もといトイズマッコイが“ALBERTTURNER”社の実名ラベルを冠した「MIL-J-8279A」の完全復刻版、とお詳しい方の記事から寸借。
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