トップインタビュー【復刻インタビュー】ロマンポルシェ。(2004年9月号)- ロマンポルシェ。は死体カメラマンみたいなもの。 男独自の曲がった価値観の啓蒙と、ニューウェーヴが持ついかがわしさの復権を目的に活動を続ける"ロマンポルシェ。" ライブでの説教、全裸、千本ノックなど、そのパフォーマンスに注目されることが多いが、80's New Wave を換骨奪胎した無機質でいかがわしいサウンドと、社会の最底辺までをも照射する不条理な歌詞は、現在のロックシーンでは誰も辿り着けない地平にまで到達している。ニューアルバム『おうちが火事だよ!』は、ロマンポルシェ。の独特の才能がバランスよく開花した現時点最高傑作と言えるだろう。陽の当たる場所から遠く離れ、社会の闇でくすぶる俺たちに残された最後の砦、それがロマンポルシェ。なのだ! (TEXT:加藤梅造) 愛情は醜くて一方的なもの