「わかった?」は意味のない言葉 似たようなことでいうと、メンターは何かを教えた後に「わかった?」と確認してしまうことがあります。このとき、メンティが「わかりました」と答えたとして、何か意味があるでしょうか。先ほどの「心構え」と同様に確認しても観測できないことを問いかけている状態になってしまいます。 そうではなく、具体的に「今言ったことを、ひとりで試しにやってみて」とか「以下の話を図に書き起こしてみて」とかアウトプットを要求しない限り、わかったかどうかなんてわかりません。 学生時代に私は塾講師をしていたのですが、課題のプリントを生徒たちに渡して、「わからなかったら手を上げて」と言ってたのですが、そのときは誰も手を上げられなかったという体験があります。そのあと、どうしたらいいんだろうかと考え、「問題を解く手が止まったら手を上げて」と伝えるようにすると、手を上げてくれる生徒が現れました。 抽象的