「今やっと花として散っていけるのです。どうか笑ってお別れを」 (「自爆弾」より) 現在放映中の「ダンダリン 労働基準監督官」の劇伴音楽を担当している浅草ジンタ。 その前身となるバンドデスマーチ艦隊が、1999年に自爆(解散)しました。 それから14年。デスマーチ艦隊の一夜限りの復活ライブが行われました。 発売されたDVD『愛と真実の不発弾!』にその時の模様が収録されています。全員が帰還兵の衣装で身を包んだ、一回限りの復活です。 90年代末期の混沌にマッハのスピードで出撃→爆沈。 それが10年代の今この時代に、海底から帰ってきた。 なぜ今デスマーチ艦隊なのか。そもそもデスマーチ艦隊とは、何だったのか? ●デスマーチ艦隊、抜錨! デスマーチ艦隊は、勢いのままに生まれ、突っ走り、自爆しました。初期は80年代パンク的自己破滅感を漂わせた、オシャレではないバンドでした。 ぼくは音楽雑誌で「爆笑モノ」