今回は『終ノ空』の彩名ENDを考察する。彩名ENDは今日に至るまであまり考察されてこなかったように思う。彩名ENDの深淵を探りたい。 『終ノ空』 シナリオ:SCA-自 原画:SCA-自、基4%、にのみー隊長 (C)ケロQ 1999年8月27日発売 一寸先は奈落 学校の噂や間宮卓司の予言では、7月20日に世界が終わるという。行人は、気が付くと晴天下の校門の前に立っていた。世界が終わると予言された7月20日が過ぎた後も、相変わらず日常世界が続いているかのように見えた。学校の屋上には、音無彩名が立っていた。彩名は、行人の記憶の異常を、鋭く指摘する。 彩名「ゆきとくんは」 彩名「ここまで」 彩名「学校まで来た記憶がないのに」 彩名「学校にいるんでしょ」 行人「ああ、そうだ」 行人「なら」 行人「…やばいよな」 行人「俺、病気かな?」 彩名「くす」 彩名「かもね」 彩名「もしかしたら」 彩名「永久に