ノンキャリア教育としての職業指導 キャリア発達とは社会のなかで自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程のことである。 これを促すためにキャリア教育というものが存在し、集団の場面における指導を通して、一人一人のキャリアを形成するために必要な能力や態度の育成、一人一人の課題に個別対応した援助を行うキャリア・カウンセリングの活用の2つの働きかけが必要である。 カウンセリングとは「心の病」の治療や「心の傷」の癒しを図るための技法として認識され、病理や不適応ではなく、成長と適応という積極的側面を強調している。 キャリア教育におけるキャリア・カウンセリングは子どもたち一人ひとりの生き方や進路、強化・科目等の選択に関する悩みや迷いなどを受け止め、自己の可能性や適正についての自覚を深めさせたり、適切な情報を提供したりしながら、子供たちが自らの意志と責任で進路を選択することができるように