音楽はカジュアルに楽しめるのに、どうして本を前にすると僕らは身がまえて、変に生真面目になってしまうんでしょうか?音楽を聴くときみたいに、もっと気軽に受け入れるわけにはいかないんでしょうか?ー「遅読家のための読書術」-第1章 なぜ読むのが遅いのか?-もう、ため込まない。フロー・リーディングとは?ー 多くの読書本でも、「読書をもっと気軽に楽しんではどうか」といった趣旨の指摘はよく目にするものであるが、音楽と比較したこの指摘に面白さを感じた。 さらに本書では続けて「音楽を聴き流すように、本を読み流してはどうか」と主張している。今回はこの「本を読み流す」ことによる効果について、少し考えてみたい。 本を読み流して小さなかけらを集める アップテンポの音楽を聴くことで作業のスピードが上がるように、軽快なジャズが流れたカフェで話をするとなんだか話がはずむことがあるように、音楽は「BGM」として、人の行動を
![【読書術】BGMを聴き流しながら作業するように、本を読み流しながら思考する|アイテム手帳](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0939263aabd5c7adc10c03aa62af657205cffe8f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.kiyoichi-t.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F03%2Fbgm-hon01.png)