2003年に東京・大阪で開催された、真冬のオールナイト・ロック・フェスティバル「MAGIC ROCK OUT」で初来日を果たしたウィルコ。アメリカン・ルーツ・ロックとモダーン・オルタナティブな感性が奇跡的にマッチした、その独特のサウンドで日本のファンの熱狂的な歓迎を受けた。 その翌年、ジム・オルークとの共同プロデュースでリリースしたアルバム「A Ghost Is Born」が、第47回グラミー賞“最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム”を受賞し、世界的にブレイク。さらに2007年の「Sky Blue Sky」、2009年7月にリリースされた最新アルバム「Wilco」と、リリースするアルバムごとに、欧米のアルバム・チャートでは常にトップ10入りするモンスター級のバンドに成長するなか、ここ日本でも再来日・単独ツアーを望むファンの声もやむことがなかった。 そして、今や全米を代表する実力