ヘビを丸飲みするカエル 沖縄・竹富町役場の職員が撮影 小型のヘビを丸のみしようとするオオヒキガエル=(竹富町役場提供 Photo By 共同 沖縄県・石垣島で10月中旬、特定外来生物のオオヒキガエルが準絶滅危惧種のサキシマバイカダとみられる小型のヘビを大きな口でばくりと丸のみしようとしている珍しい写真を竹富町役場の職員が撮影した。環境省はオオヒキガエルが希少種に及ぼす影響を懸念、駆除に努めている。 オオヒキガエルは主に中南米に生息する体長8~15センチの大型カエル。環境省によると、1978年にサトウキビの害虫駆除のため石垣島に持ち込まれた。背中から毒を出すため、触った手で目をこすると失明の恐れがあるという。八重山諸島では現在、石垣島のみに定着している。 石垣島は八重山諸島を結ぶ船の航路の拠点で、環境省はほかの島々へのオオヒキガエル拡散を防ぐため、2008年から市民ボランティアを募り