感染症に関心の深い若手ドクターたちが、お子さんをもつにあたり、「予防接種どうすべー」となります。妊娠中から他の医師仲間に「おたく、どうしている?」とさぐりをいれます。 一般市民対象の講義で必ず最後に言われる感想に「今までずっと、日本は世界最先端レベルの予防接種なのだとおもっていた」というものがあります。 その根拠は、他のハイテク、医療技術があるのだから、当然予防接種もそうだろう、、、です。 (なるほど) 「いえ、かなり出遅れており、比べるなら北朝鮮とです。シンガポール・香港・中国よりかなりビハインド(出遅れており)、北米やタイ、台湾・韓国の背中もかすかにみえるかどうかです。」というと愕然とします。 ポリオワクチン 生 VS 不活化 の世界地図 http://www5b.biglobe.ne.jp/~polio/archive/20100218map.pdf 例えば、よく勉強した人は「今のポ
私は医師であると同時に薬剤師である。管理薬剤師を3年ばかりやっていたこともある。 ここで述べることは、業界内の人間にとっては、ほとんど常識とも言うべき事柄であるが、マスコミやWebに流れることはない。業界にとって不利な事柄だからである。(テレビ業界にとっての電波利権のようなものだ) 50年前の医薬品は不均一で不安定だった。品質や有効性や真贋を見分ける必要があった。また、薬は、製薬会社から供給される形態のままで患者に使うことができず、エキスを抽出したり、増量剤を混ぜて分包したり、打錠機で錠剤としたり、カプセルに詰めたり、ワセリンに混ぜて軟膏にしたり、溶かして水剤とする必要があった。輸液も、製品の種類が少なく、めんどうな調製を必要とした。そのためには、専門技術者が必要だった。 宮崎駿監督作品「魔女の宅急便」の冒頭で、キキのお母さんがやっている仕事が、かつての薬剤師の仕事だった。薬局は単なる小売
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く