金曜日。 今日は有給休暇を取得。妻に許しをもらい、自転車であてもなくプラプラと回る。朝から天気もよく風も無かったので、最高の自転車日和であった。学生時代は友達もあんまりいなかったので、よく自転車でどこかに行っていた。もっと友達と遊んだり、勉強に取り組んでいれば良かった・・・と振返ってしまうけど、久しぶりに自転車三昧の一日を過ごしてみると、これがなかなか心地よく、朝10時から17時30分までしっかり運動が出来て、心もすっかりリフレッシュできた。ひょっとすると、コレはコレで良い時間の過ごし方だったかなあ、と思い直してみたくもなった、そんな1日。 さて、自転車プラプラの途中、賞味期限切れの製品を激安で取り扱うことで有名な「マルヤス」を発見。www.nhk.jp 少し前にNHKの「72時間」で取り上げられていたのを観ていたので、ワクワクしながら入店した。平日の昼下がりのせいか、人はほとんど入ってい
児童文学『モモ』を読む。 モモ (岩波少年文庫) 作者:ミヒャエル・エンデ,大島 かおり 岩波書店 Amazon 時間どろぼうと,ぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子モモのふしぎな物語.人間本来の生き方を忘れてしまっている現代の人々に〈時間〉の真の意味を問う,エンデの名作. Amazonより ちなみに、今回は朗読アプリである「オーディブル」を使ってみた。 www.audible.co.jp 朗読しているのは名探偵コナンや魔女の宅急便で有名な高山みなみ氏。いちいちコナンやキキが浮かんできて笑ってしまうが、朗読の巧みさにいちいち圧巻であった。 『モモ」は非常に有名な本だが、私は30超えてはじめて読みました。小学校の頃から本のタイトルは知っていたのだが、なぜか「こんなのは女が読むもんだ」というわけのわからない偏見があって読まなかった(おそらく、クラスメイトに「もも」という名の女の子がい
土曜日。午前。 5ヶ月の息子を抱っこひもに抱えて散歩。昨日、妻がワクチン接種を行い、腕が痛いというので、息子と2人で過ごすことになったのである。 特に当てもなかったのだが、せっかくなので徒歩20分くらいのところにあるリサイクルショップに行くことにした。 ひさしぶりに一人でこういうお店に来た。最近は妻と外出が多かったし、目的も息子に関する物が多かったからね(いや、それが不満と言いたいわけじゃ無いよ)。 好き放題ぶらぶら店内を見て回りたかったが、息子が泣き出す時間も考慮し、おそらく30分が限界に思われた。せわしなくぶらぶらしているとーー 雑然と置かれているビジネスバッグたちを発見。 緊急事態宣言が解除されて以来、少しずつ外勤頻度が増え始めている。最近、久しぶりにスーツを買い直したのだが、鞄もボロボロになっていた。今の鞄を買ったのは5年くらい前なので、すっかりくたびれた状態になっている。もし良い
図書館で借りた『仕事なんか生きがいにするな』を読む。 仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書) 作者:泉谷閑示 幻冬舎 Amazon 働くことこそ生きること、何でもいいから仕事を探せという風潮が根強い。しかし、それでは人生は充実しないばかりか、長時間労働で心身ともに蝕まれてしまうだけだ。しかも近年「生きる意味が感じられない」と悩む人が増えている。結局、仕事で幸せになれる人は少数なのだ。では、私たちはどう生きればよいのか。ヒントは、心のおもむくままに日常を遊ぶことにあった――。独自の精神療法で数多くの患者を導いてきた精神科医が、仕事中心の人生から脱し、新しい生きがいを見つける道しるべを示した希望の一冊。 Amazonより 現代の働き方を様々な統計資料から具体的に読み取りながら見解を述べていく…というものではない。 文学や哲学の視点から「働くとは何か?」ということをや
今週のお題「読書の秋」 だれも死なない日 作者:ジョゼ・サラマーゴ 河出書房新社 Amazon 新年の始まり以降、この国ではだれも死ななくなった。高齢で衰弱する皇太后陛下、成功確実な自殺者、交通事故で十二分に息絶えたはずの人体、致命的な墜落事故……。死(モルト)の活動停止を寿ぐ歓喜の高波の一方で、商売の材料を奪われた葬儀業界、死の不在によってベッドが不足する病院経営者、生と死の循環が滞った老人ホームなど、危機に陥る人々。国境の村では、生死の需要と供給を補うためにマーフィアが暗躍し、死を求める人々を国外に運びだす。悲喜こもごもの事態の中、テレビ局の会長の手元に紫色の封書が届く……。 サラマーゴはあふれる機知と、悲痛なまでの威厳と、単純さによって、その芸術を極めた偉大な作家である。わたしたちの真の長老、涙の人、知恵の人の言葉に耳を傾けよう。 ──U・K・ル=グウィン(『ガーディアン』紙) 近所
今日もバタバタとした休日だった。あまり体も頭も休まった感じしないけど・・・まあ、子育て世代の休日って、そういうものなのかな。 独身時代をたっぷり味わった後、ひとときの新婚生活を過ごし、今は子供と3人暮らしをしているわけだが・・・・・・今のところ独身時代が一番長かったこともあり、どうしてもこの時期を中心に据えて懐かしんだり、比較したりしてしまう。 独身時代のよくある土曜日といったら、こんな感じだった。 (家事は好きなタイミングで。テキトーにやったりやらなかったり) 朝起きて夜寝るまで、たっぷりと「自由」な時間で満たされていた。ダラダラとスマホをいじったり、ラジオを聴いたり、本を読んだり、ランニングしたり、買い物したり、カフェに入ったり、お菓子作りしたり、たまに勉強したりーー文字通り「自由」な休日であった。何より羨ましいのが、夜の「自由」である。誰にも気兼ねなく、肝臓なんか気にせずに好き放題酒
久しぶりの更新。 ワクチン2回目の副反応でヘロヘロになったり、残業でヒーヒーになっていた。 なかなかブログが遠くなっていたけど、そんな私に再び書こうと思わせたのは、妻の一言。 妻「私、老けたよね?」 である。 金曜日の夜、晩ご飯を食べている最中、突如言い放つ。一瞬ひるむ私。 (これは、なんて返したら良いんだ・・・?) 単純に そりゃそうだよ。もう俺たちも30過ぎてるんだし。 と、率直な感想を言うべきだろうか?いや、きっと違うだろう。 最近の会社の研修で、『聞き上手になろう!意見を言うのでは無く、問いかけるように相手の真意を引き出すのです』というのがあった。この理屈にそうならば そんなこと無いけど、どうしてそう思うんだい? というのが正解だろうか?いや、これもきっと違う。妻はそんな会話のキャッチボールをしたいわけでは無い。じゃあ 何言ってんの。何にも変わっていないさ。昔のまんま美人だよ と言
火曜日。 今日はオンラインの社内研修の日だった。 約30名のアラサー同世代研修で、参加は必須。外部講師を呼んで、ありがたい話をしてもらい、その内容に沿って「働き盛りの世代として、今後どんな自分になりたいか」と言うことをディスカッションするというもの。他社のことはよく分からないのでなんとも言えないが、まあ、よくある研修と言えばそうなのだろう。 研修内容よりも気になったのが、参加者たちの自己紹介である。 「産休からあけて復帰したばかりですが、子育てと仕事両立して頑張ります!」 「子供の動画を撮るのが趣味です」 「毎日娘の笑顔に癒やされています」 「1歳と3歳の子供を育てていると、ずいぶん年を取ったなあ、と思います」 「今年産まれた息子が自分に似過ぎていて残念ですが、子供はやっぱりかわいいですね。自分自身の顔も好きになってきました」 「異動したばかりで子供と会えないのが辛いです。あ、もちろん奥さ
図書館で『楢山節考』という本を借りる。姥捨山の伝説を題材にした名作である。 楢山節考 (新潮文庫) 作者:七郎, 深沢 新潮社 Amazon 残酷な棄老伝説を通して 人間の矜持と生と死の尊厳を極限まで問う名作。 「お姥(んば)捨てるか裏山へ裏じゃ蟹でも這って来る」 雪の楢山へ欣然と死に赴く老母おりんを、孝行息子辰平は胸のはりさける思いで背板に乗せて捨てにゆく。残酷であってもそれは貧しい部落の掟なのだ――因習に閉ざされた棄老伝説を、近代的な小説にまで昇華させた「楢山節考」 Amazon紹介より 朗読用CDも合わせて借りることが出来たので、こちらを聞きながら読んだ。 食糧不足の時代背景から、70歳になると楢山(以下、『姥捨山』)の神様に生死を委ねる村の掟、そして、69歳になり、来年の冬に姥捨山に行くことを考えている老婆おりんが中心人物である。 おりんは、この世を去る前の最後の仕事として、自分自
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