物語の構造分析の流れ ~プロップ、バルト、ジュネットを参考にしてみよう! 構造としての昔話と小説 短編と長編の構造 それぞれの構造分析 長編の構造分析 参考となる本 【ジュネット『物語のディスクール』】 【バルト『S/Z』】 【プロップ『昔話の形態学』】 物語の構造分析の流れ ~プロップ、バルト、ジュネットを参考にしてみよう! 構造としての昔話と小説 プロップは民話、つまり昔話を扱って物語はパターン(構造)だ、と考えたのですが、ロラン・バルトはそれを小説でやろうとしました。そこでバルトは同じフランス人作家のバルザックの『サラジーヌ』という短編を用いて徹底的に分析しました。プロップは機能を31個としましたが、バルトはなんと561個も導き出しました。ものすごい数ですが、これで短編を分析したのですから長編は無理ではないか、と思われたそうです。 短編と長編の構造 しかしバルトの仲間でもあるジュネッ