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2008年2月10日のブックマーク (1件)

  • 読書という背徳

    いいかい、必要なとは、ぼくらをこのうえなく苦しめ痛めつける不幸のように、自分よりも愛していた人の死のように、すべての人から引き離されて森の中に追放されたときのように、自殺のように、ぼくらに作用するのことだ。とは、ぼくらの内の氷結した海を砕く斧でなければならない。 フランツ・カフカ 「今や文学の権威は大きく揺らいでいる。小説が好きだというと、変人扱いされかねない。」ニューズウィーク誌のある記事の書き出しである。そして、「そんな現代のアメリカで、文学が久しぶりに脚光を浴びている」と続く。 要は、某米出版社が作成した二十世紀英語文学ランキングを俎上に上げているのである。一位はジェイムズ・ジョイスの「ユリシーズ」で、それ自体は順当なところだろう。僕はまだ未読であるが。 こういう文章を書いているせいか、僕のことを読書家と思っておられる方がいるようである。たまに「文才」などという言葉を使われると

    akotetu
    akotetu 2008/02/10