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2008年2月18日のブックマーク (1件)

  • 第10回 乗数効果なんて、幻なんだってば | WIRED VISION

    第10回 乗数効果なんて、幻なんだってば 2007年7月24日 経済・ビジネス社会 コメント: トラックバック (0) (小島寛之の「環境と経済と幸福の関係」第9回より続く) 前回は、ケインズ理論の「乗数効果」についての標準的な説明を紹介した。「乗数効果」とは、財の需要が供給可能量まで達しない状態で均衡しているとき(つまり不完全均衡のとき)、政府が税金を徴収してそれと同額の公共事業を実施すれば、総生産が同額だけ増加し、その分追加的雇用が発生して失業が解消し、所得が増加し景気がよくなる、そういうものだった。重要なのは、このメカニズムでは「公共事業の内容は問われていない」、という点である。それこそケインズのいう「穴を掘ってはまた埋める」ような公共事業さえ同額の効果があるように見える。だが、そんな「魔法のようなこと」が世の中に当にあるのか、とまっさきに疑うのが科学的な態度というものではないか。