ブックマーク / kokounobonjin.hatenablog.com (12)

  • サヨナラはしない - 孤高の凡人

    2016 - 08 - 11 サヨナラはしない インターネットはつまらなくなった。 僕ははてなでブログを書き始めるまで『インターネット』というものを知らない人間だった。 僕にとってブログというものは、今日はお魚を釣りに行きました。花火がとてもキレイでした。ギターの弦を張り替えました。というように『知らない人に向けたSNS』という印象を持っていて、そんなブログで『稼げる』とは一体どのような理屈か。それを体感すべく飛び込んだブログ、その先にあったものが『インターネット』だった。 まずブログが稼げるという事に関しては、事実だと感じた。現に稼いでいる人がいるのだから、当然の事である。しかし稼ぐ為にしなければいけない事、これに全く興味が持てなかった。面白くなかった。 しかしこの時同時に、僕は『インターネット』その氷山の一角を見た。 面白かった。 僕はそれがやりたくて、急いでズボンのポケットから自分の

    サヨナラはしない - 孤高の凡人
    akouroushix
    akouroushix 2016/08/12
    熱いものは無数にある。
  • 狂とてちん - 孤高の凡人

    2016 - 08 - 09 狂とてちん 沢山の人が死に、その屍の上でワルツを踊る人々の、踏み鳴らす骨を砕く音がめっさジャジーに突き抜ける。さっきまで隣で笑い合っていた友の背中を、錆びきった刀で斬りつけて目指すは、骨山のてっぺん。いつの間にか着こなしていた甲冑の、甲冑らしく軋む音はもう聴こえん、そらつんぼの耳にはなんも届かん。 僕らは今日もスクリーンに映った自分をなんかようわからんもんと勘違いして、怨念をキュートに撒き散らす。思い知らす。 狂とてちん。狂とてちん。金に。名誉に。僕らはみんな狂とてちん。 瞑想にヨガにバドミントン。みんな同じでみんないい。リアルの刺激じゃものたんないけどネットで指摘もやめてほしい、口語の文章褒めてほしい、Amazon貼るから送ってな。それ記事これ記事あれも記事。些細なことでも全部記事。ほんとうのことがいいたいけれど、ほんとうのことがわからんへん。感謝感謝とりあ

    狂とてちん - 孤高の凡人
    akouroushix
    akouroushix 2016/08/10
    突き抜けや!
  • サタデーな夜 - 孤高の凡人

    2016 - 08 - 06 サタデーな夜 ショートスリーパーと呼ばれる人がおるらしいが、私には理解出来ない。基的に起きている時間ずっと睡魔に襲われっぱなしの私は、寝るという事が大好きなロングスリーパーである。そしてなんといっても『毛布』である。あの触り心地、かわいいかわいい小動物をタンクローリーでぺしゃんこにして引き伸ばしたようなふわふわ、それをさわさわする、その為だけに私の五感のうちの一つ、触感は存在するのだ。 嗚呼、毛布と結婚したい。毛布になら巻き付かれ窒息して死んでもいい。そう思いながら寝たのが昨夜の3時であった。 そう、今日は珍しく休日であったのだ。 浅くなった眠り、その鼓膜にカラスの鳴き声が、その網膜に鮮やかなオレンジが刺し、目を覚ますとすでに夕刻。 なんてことだ。昨日あれこれ考えていた予定が全て実行出来なかった。これが低学歴、これが低年収、これが低身長の堕落したファッキンサ

    サタデーな夜 - 孤高の凡人
    akouroushix
    akouroushix 2016/08/07
    釣りにでも行きますか!
  • 『3』の時だけブルーになる - 孤高の凡人

    2016 - 07 - 30 『3』の時だけブルーになる 深夜。そう深夜である。その深いコバルトなブルーの真ん中で私は立ち尽くしていた。 ブルー。そうブルーなのだ。その顔色もさる事ながら血、臓器、骨、皮膚、それら全てがブルーである。私はそのブルーな手の、ブルーな人差し指、その人差し指の先にある爪、その爪の根元にある生まれたばかりのタンパク質。爪半月と呼ばれるその部分と、コバルトな空に浮かぶ月を交互に見つめながら、立ち尽くしていた。 尻ポッケに収まっている三つ折りの財布の中では、青いインキで描かれた3人の夏目漱石が陰気に身を寄せ合って、舞台袖で出番を待つ役者のように緊張の糸をポロロンと奏でる。 時間がない。上限が定められていない有料駐車場。その料金支払い機の前で、私は立ち尽くしていた。爪半月と同様にニヒルに笑う月明かりの下で、私は左手を清算機、右手を尻ポッケに当て、アンディウォーホールが描く

    『3』の時だけブルーになる - 孤高の凡人
  • 嫁に熱中症 - 孤高の凡人

    連日続く猛暑、蝉の鳴き声に重なるように別の蝉が鳴き、それが湿度と合わさってポリリズム。私は屋上の折半屋根上で、高反射、高遮熱の塗料による照り返しを浴び続け、ヘモグロビンが沸騰して頭が割れた。 蝉のセッションに社用車のアイドリングで参加し、クーラーをミンミンに効かせ後部座席で一斗缶に挟まれながら、養生していたのだけれど、頭のミンミンは少しも良くならない、良くならないどころか、まるでディストーションのエフェクターを踏んだように、更に激しさを増していった。 熱中症であった。 朦朧とした意識が高速道路のスピードについて来れずに後ろへ吹っ飛びそうになるのを、安全帯で繋ぎ、時折、意識ヨシ!と指差呼称する事で自身の頭に繫ぎとめながら、私は帰路に着いた。 家に着くと、案の定誰もおらず、私はううううううううと唸りながら、冷蔵庫に常備しているグリーンダカラを一気に飲み干して、冷蔵庫の前で、全ての関節を曲げ、う

    嫁に熱中症 - 孤高の凡人
    akouroushix
    akouroushix 2016/07/29
    隣の人が熱中症に成ったようで騒いでいましたが、この季節はねえ・・。
  • 琵琶湖博物館に行ってきた - 孤高の凡人

    私は過去、ここに来た事があった。 その時の様子は、閑散を絵に描いて額に入れリビングに飾るといったような有り様で、『酷い』を超越しており、それは私に美術館にいるような『清々しさ』を与えるには十分な『貸し切り状態』であった。 美術館の中で見る、魚たち。 いや、鯰たち。 わたしは鯰を愛していた。 そしてその鯰にスポットを当てたこのスポットを私は愛さずにはいられなかった。 鯰、なんと美しい魚であろうか。 体色は夜の闇に溶け込み、視力の悪さ所以のつぶらな瞳、いつも笑っているような口の横からは、お髭が生えており、水面に浮かぶ自家製疑似餌に果敢に飛びつくその姿は、少年の私を完全に虜にした。 月日は流れた。 社畜となりて迫害と剥奪を繰り返され、彼らのように自ら心の視力を退化させた私の目にさりげなく飛び込んできたチラシ広告。 『琵琶湖博物館リニューアルオープン』 行くしかない。もう一度、私は彼らに会い、少年

    琵琶湖博物館に行ってきた - 孤高の凡人
  • 最も母性的なグミはこれだ - 孤高の凡人

    セミが鳴き止んだ空に、淡い月が浮かんでいる。 疲れた顔をしたサラリーマンが優先座席という揺籠に揺られ、眠っている。 夜の繁華街はたくさんの人々で賑わっているにも関わらず、どこか物寂しい表情を浮かべ、夜の黒へ溶けていく。 寂しいのだ、みんな。 男たちは母性を求め、街をうろつく。 大きな大きなマッターホルンのような母性、二つ並んだその山の、深い霧に覆われた頂上にあるグミ。 そのグミを味わいたいのだ。 しかし、どのグミをべればいいのか分からない。 どのグミが最も母性的なのか分からない。 そんな男性が多いのではないだろうか。 教えよう。 私が教えよう。 最も母性的なグミはこれだ サワーズグミ その力強い噛み応えと適度な爽快感は、水泳部の先輩のソレ。控えめな山の頂上に、しっかりと腰を据えたその弾力。爽やかな夏の思い出があなたを包むだろう。 おいしさ  ★★☆☆☆ かたさ   ★★★☆☆ しゅわさ 

    最も母性的なグミはこれだ - 孤高の凡人
    akouroushix
    akouroushix 2016/07/16
    昔は野に有ったのですが今ではコンビニに有るのですか!時代も変わったものだ!
  • カラス除けに最適なCD!おすすめ7選(邦楽編) - 孤高の凡人

    鳥害というものがある。 都市化や環境の変化により、来自然にいるはずのカラスなどが、我々の住む街へやってきて、ゴミを漁り、糞を撒き散らして、とても汚い感じにし、ただでさえ会社などで消耗しているというのに、この目に飛び込んでくる景色はもはや世紀末。 正義が負けた、新聞紙転がりたる世紀末のようにしてしまう。 更にはあなたが住んでいる街の、そのお家のベランダに飛来して、大切にしているトマト、バジル、ミドリガメなどの動植物をついばみ、ズタボロにして、我々のメンタルを破壊するのである。 しかしこれらの原因は人間にある。 我々は自然を破壊し、ビルやマンションをガンガン建て、山盛り二酸化炭素を排出し、彼らから様々なものを奪った。 自業自得、因果応報、我々はそれを受け入れなければならない。 にも関わらず人々は、せめて自分の家だけはマシな感じにしたい、隣のお宅のベランダのトマト、バジル、ミドリガメをズタボロ

  • 自由の槍 - 孤高の凡人

    2016 - 07 - 09 自由の槍 一昨日の晩、シャラシャラと鳴る笹に揺られ、沢山の人々の願いが空中に舞った。その中には『結婚出来ますように』『転職出来ますように』『はてブが沢山つきますように』など、様々な願いがあり、それらは酸素と混ざり、真っ赤な炎にすらなれず、ブスブスと鈍い音を立てて静かに土の上に落ちた。 私は建設業で働いている。 建設業といえば、『汚くて』『キモいから』『嫌い』と言われるような3Kであり、ママ友に教えたくない旦那の職業ランキングで常に上位に上がるような底辺の仕事である。 底辺、底辺、底辺と言っていると、なんて事を言うのだ、そんな事ない、とても素敵よ、と何も知らない人々が好き放題言ってくるが、私は当事者である。その渦中でくるくるワルツのリズムに合わせて回りながら発せられた叫びこそが『真実』なのであり、これこそが説得力なのである。 再度言おう、建設業は底辺であると。

    自由の槍 - 孤高の凡人
  • 【鼻毛脱毛】地獄のチュッパチャップス - 孤高の凡人

    私は建設業で働いている。 建設業といえば世間で3Kと呼ばれる職業であり、その3Kとは、高身長、高学歴、高収入のように賞味期限の切れた女性が求める結婚したい男性の条件とは違い、真逆の3K。 危険、汚い、キモいなのである。 我々は、高いところで死と隣合わせのような作業をすることもあるし、狭いところで這いずり回って、でらでらになる事もある。 挙句の果てにはキモいと言われ、その3Kは我々男性陣の唯一の共通する部分である『モテたい』という夢から最も遠い場所なのだ。 しかし同じような肉体労働である消防士や海難レキューの人は、写真集になったり、映画化されたりと、モテまくっておられる。 建物を建てたり、修繕する事に命を懸けて、地震や災害から人命をお守りするという点では、建設業の我々と彼らの違いはないはずである。 にもかかわらず建設業の人々は、世間から罵られ、迫害され、酷い仕打ちを受けている。 なぜこのよう

    【鼻毛脱毛】地獄のチュッパチャップス - 孤高の凡人
  • 竜宮城のコンパニオン - 孤高の凡人

    2016 - 06 - 25 竜宮城のコンパニオン 私は『性欲』という概念が欠落している。 そんな事を赤裸々に語ってしまうと、「子供がいるというのに、なぜそのような嘘を付くのか。死んで詫びろムッツリスケベ!変態土方!」というブクマコメントが寄せられそうなので予め断っておくが、私のマイサンは、クララや、ジョーよりもゲットアップスタンダップせず、子供のようなおめめの私とは対照的で、悟りを開いたゴータマ・シッダールタのように、生い茂る菩提樹の木の下でゴロンと横たわり、ローソンのフランクフルト、いや、盛った。スーパーのシャウエッセンのように、いや、盛った。冷蔵庫のポークピッツのように謙虚に、私の右足と左足の真ん中でデザイナーズのインテリアように佇んでいるのだ。 それもこれも、ある出来事が原因であると私は考えている。 私は現在、建設業で働いている。 建設業と言えば、ド底辺にプライドの高さを掛けて、そ

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    akouroushix
    akouroushix 2016/06/25
    あったあった!自分にもよく似た経験が!最近はトンと無いが・・・
  • 子供の目線で - 孤高の凡人

    子供と遊ぶ時は、子供の目線になって遊ばないといけない。 世の中のほとんどの父親はこれが出来ていない。 だから駄目なのである。 しっかりと子供の目線になって遊んでやらぬから、子供がグレて、修学旅行先で他の学校の生徒にいちゃもんをつけ、揉め事に発展したり、文房具店で『ドラゴンクエストバトル鉛筆』通称バト鉛を万引きしたりと、非行にはしり、親をバタフライナイフで刺したりするような事件が起きてしまうのである。 例えば、休みの日に子供に公園に行きたい懇願され、折角モンストでええ感じになってきたところなのにと呟きながら、よっこらしょいとその新陳代謝がうまいこといってない身体を持ち上げる。自転車に子供を乗せ、ギシギシと、電動自転車の購入を思案しながら、公園へ向かう。 そして近所のお母さん、お父さんたちに軽く会釈をし、子供の遊んでいる姿を横目にベンチへ座り、再びモンストを始め、ちっとも子供と遊んでやらな

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