ボブの目下の悩みは、充分なアテンション(関心)を払えないということです。ボストンに拠点をおく、オンライン学習ネットワーク社の上級副社長として、1日のほとんどを仕事と家庭の用事に費やしているせいで、趣味の時間など取ることもできません。「趣味」という言葉は、もはや彼にとっては死語となりつつあります。自宅では、妻や娘たちと過ごすために時間を捧げますが、それでも定期的にボイス・メールや電子メールをチェックせずにはいられなくなっています。 職場では、アテンション不足が手に取るようにわかっています。ソフトウェア開発者やコンテンツ担当者など、約35名の社員がボブのもとで働いており、その全員が彼のアテンションを必要としているのです。部下や同僚は、彼がトイレに行くのを待ち伏せすることもしばしばで、やむを得ず、カフェテリアで並んでいるときにミーティングすることすらあります。 彼のオフィスは評判の高いレストラン
──今、ビジネスパーソンの中で論理思考が流行しており、論理思考関連のセミナーが各地で盛んに開催されています。論理性と創造性も相反するものなのでしょうか。 茂木: 特に、論理思考の訓練が行われていない日本においては、論理思考は非常に重要だと思います。でも、それ以外にも重要なことがあります。“論理”は閉じた世界ですので、それを補われなければいけないものがあるのです。それは何かというと“経験”なのです。 最近、私が盛んに言っていることのひとつに、“偶然の出会い”を意味する“セレンディピティ”という概念があるのですが、僕はITをうまく使うことでセレンディピティを高めることができると思っています。 そして、僕はそのための5要素というものを考えています。それは「行動して」「気付いて」「観察して」「理解して」「実現する」ということです。ポイントは、まず行動を起こさなければ、偶然の出会いは起こらないという
これからのネット世界を考える上で「Long tail」と並んで重要なコンセプトだと思うのが「Wisdom of crowds」である。 The Wisdom of Crowds: Why the Many Are Smarter Than the Few and How Collective Wisdom Shapes Business, Economies, Societies and Nations 作者: James Surowiecki出版社/メーカー: Doubleday発売日: 2004/05/25メディア: ハードカバー クリック: 70回この商品を含むブログ (12件) を見る約1年前にこの本が出版され、以来色々なところで多くのことが書かれている。本が出版された直後に書かれたのが、山口さんのBlog「H-Yamaguchi.net」のこのエントリーである。 http://w
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