2013.6.18 21:55更新 平成25年版の自殺対策白書によると、20代の死因の半数近くが自殺だった。白書はこの現状を「深刻な状況」と指摘。若年層に重点を置いた対策の強化を提言している。 「死にたい。死にたい」。寄せられた相談には、「死にたい」の4文字が何度も何度も記されていた。 自殺予防の悩み相談を電話で受ける社会福祉法人「いのちの電話」(東京)。平成18年に開始した「インターネット相談」には、若い人を中心に年3051件(24年度)もの相談が寄せられている。中には「何年も就活をしているが仕事が見つからない」と将来に悩む若者からのメールも。事務局は「ネット相談の特徴は7割が20~30代という点。家族がいても孤立していたり、集団にいても疎外感を感じていたり。生きづらさを訴える人が多いです」と説明。寄せられた相談には、ボランティアが1通ずつ返事を書く。 自殺には、さまざまな要因が複雑に絡