インターネットのブログで、在日コリアンの川崎市の男子中学生に対して民族差別をあおるヘイトスピーチの書き込みをしたとして、60代の男が侮辱罪に問われ略式命令を受けたことがわかりました。弁護士によりますと、インターネット上の匿名のヘイトスピーチが侮辱罪で処罰されるのは、初めてとみられるということです。 それによりますと、去年1月、川崎市に住む当時中学3年生だった在日コリアンの男子生徒は、みずからの活動が新聞記事で取り上げられたあとから、インターネット上のブログでヘイトスピーチの被害を受けました。 弁護士がプロバイダーに発信者の情報を開示するよう求めるとともに、警察に告訴したところ、大分市の60代の男が書き込みを行ったとして、侮辱罪に問われました。 その後、去年12月に川崎簡易裁判所が科料9000円の略式命令を出したということです。 弁護士によりますと、インターネット上のヘイトスピーチが侮辱罪と