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ブックマーク / healthpolicyhealthecon.com (5)

  • 外科医が誕生日に行った手術の死亡率は、他の日に行った手術よりも高いのか?

    私達の研究グループは、アメリカの65歳以上の高齢者で17の外科手術のいずれかを受けた約98万人を対象とした大規模な医療データを用いて、外科医の誕生日に手術を受けた患者の死亡率が、誕生日以外の日に手術を受けた患者の死亡率よりも高いことを明らかにしました。同じ外科医に治療された患者を比較しても同様の結果で、誕生日に手術を受けた患者の死亡率は、誕生日以外の日に手術を受けた患者の死亡率よりも1.3%(リスク差)増加していました(リスク比で+23%の増加率)。これは臨床的にも無視できない意味のある差だと考えられます。 慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科の加藤弘陸特任助教(研究実施時はカリフォルニア大学ロサンゼルス校[UCLA]訪問研究員)との共同研究です。 着信音や医療機器のトラブル、手術内容とは必ずしも関係ない会話など、手術中の外科医の注意をそらすような物事は多く存在しているといわれています

    外科医が誕生日に行った手術の死亡率は、他の日に行った手術よりも高いのか?
    akymrk
    akymrk 2020/12/13
    "慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科の加藤弘陸特任助教"、"UCLAの津川友介助教授" 、ハーバード大学のアヌパム・ジェナ准教授の共同研究","アメリカの高齢者医療データであるメディケアデータを分析"
  • 手術の執刀をした外科医の年齢と性別によって、患者の死亡率は変わるのか?|医療政策学×医療経済学

    (写真:Disney | ABC Television Group/クリエイティブ・コモンズ表示 2.0 一般) 私達の研究チームは、内科医のデータを解析し、①若い内科医の方が患者の死亡率が低い、②女性の内科医の方が男性の内科医よりも患者の死亡率が低い、という2つのエビデンスを報告してきました。脳梗塞や肺炎などの内科の病気で入院した場合にはこれらの知見を参考にすることができるのですが、外科医の腕に関しては研究がほとんどありませんでした。そこで今回、私たちのチームは手術の執刀をした外科医の年齢と性別によって患者の死亡率が変わるのか研究しました。この結果は、4月25日の英国医師会雑誌(BMJ)に掲載されました。 私達のチームは2011~2014年にアメリカの病院に入院した65~99歳の患者のうち、20個の症例数の多い手術を受けた患者のデータを解析しました。予定入院だと患者が外科医を「えり好み」

    手術の執刀をした外科医の年齢と性別によって、患者の死亡率は変わるのか?|医療政策学×医療経済学
    akymrk
    akymrk 2018/04/28
    “若い外科医の患者の死亡率は高い傾向があるので、ある程度経験するまではきちんと上級医が監督する必要がありそうです。”
  • 「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」 – 医療政策学×医療経済学 なぜ「野菜を食べると健康になる」という本は売れないが「野菜は食べるな」という本はベストセラーに

    なぜ「野菜をべると健康になる」というは売れないが「野菜はべるな」というはベストセラーになりうるのか? このたび初の単著を出版させて頂くことになりました。タイトルは「世界一シンプルで科学的に証明された究極の事」(東洋経済新報社)、発売日は4月13日になります。 このは「エビデンスに基づく当に健康になれる事の」です。今までの研究結果をまとめて、がんや脳梗塞になるリスクを下げるために有効な事について説明しています。事とダイエットの関係に関して何が分かっているのかも説明しています。内容としては私がブログに掲載した事に関する記事(科学的根拠に基づく当に体に良い事、白米と健康の関係に関して分かっていること)を元に、日々の事に関して知っておくべきエビデンスをカバーしたものになります。 日は「野菜をべると健康になる」というは全く売れないが、「野菜はべるな」というはベ

    「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」 – 医療政策学×医療経済学 なぜ「野菜を食べると健康になる」という本は売れないが「野菜は食べるな」という本はベストセラーに
    akymrk
    akymrk 2018/03/23
    '糖質制限は間違っています。なぜならば炭水化物の中にも、太る炭水化物と痩せる炭水化物がある''オーガニック食品やグルテンフリーに関してもエビデンスが出てきています。'
  • 『「原因と結果」の経済学』の無料公開!

    今年の初めに教育経済学者の中室牧子氏と共著で『「原因と結果」の経済学』というをダイヤモンド社から出版させて頂き、多くの反響がありました。 大学の経済学部の学生からは、このを読むことで経済学の入門書が言っていることの内容が理解できるようになったという嬉しいコメントを複数頂きました。また多くの経済学部で学部向けの授業やゼミで使って頂いているとのご連絡も頂いております(ありがとうございます!)。メディア関係者やビジネスマンからの反響も大きくて驚いております。 そもそもは日テレビや新聞で「スマホを見ていると学力が下がる」などの相関関係があたかも因果関係のように解釈、説明されていることに危惧して執筆したです。一人でも多くの人に読んで頂きたい内容だと私たちは考えているため、このたび書の前半部分を無料公開することにいたしました。これがきっかけになり、一人でも多くの日人が「因果関係と相関関係

    『「原因と結果」の経済学』の無料公開!
  • "証言の寄せ集めはデータではなく、エビデンスでもありません。そういった個々の話に惑わされずに、データを用いてきちんと全体像を見るようにしてください。"

    でジャーナリストの堤未果氏の「沈みゆく大国アメリカ」が売れているという話を聞き、を読ませて頂きました。エッセイとして読む分には非常に読みやすくて、ストーリーも面白かったのですが、内容に関しては事実誤認が多く、ミスリーディング(Misleading = 人を惑わす、誤らせるもの)な記載が多いと感じました。オバマケア(アメリカのオバマ大統領が2010年に導入したアメリカの医療改革制度)のことを日の人達が誤って理解してしまわないようにという願いも込め、私のこのを読んで感じた3つの問題点をご説明させて頂きます。 問題点①:オバマケアに関する数多くの事実誤認もしくは歪曲 一つ目は、オバマケアおよびアメリカの医療制度に関する数多くの事実誤認です。著者のリサーチが不十分であったのか、(オバマケアは悪者であるという)まず結論ありきのストーリーラインに合わせるために意図的に事実が歪曲されているのか

    "証言の寄せ集めはデータではなく、エビデンスでもありません。そういった個々の話に惑わされずに、データを用いてきちんと全体像を見るようにしてください。"
    akymrk
    akymrk 2017/01/31
    “オバマ大統領は「政治的判断」によって製薬会社にはあまり痛み分けを求めませんでした”
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