ヨウジ・ヤマモトの娘、里美が旅立つ日
ヨウジ・ヤマモトの娘、里美が旅立つ日 偉大な親をもつと得でもあるし、同時に苦労する。たとえば山本耀司の娘である山本里美（31歳）。里美は父の『ヨウジ・ヤマモト』傘下でまずは『ワイズビスリミ』、次に『リミ・フゥ』のブランド名でコレクションを生み出してきた。しかし、自分の道を歩みたいと思う時期がきたらしい。 「耀司の娘として、若手デザイナーとして、できるかぎりのものを見せてきた」と里美は言う。「２〜３年前だったら、たとえ父が亡くなっていたとしても、一人立ちできなかったと思う」。里美は今、『ヨウジ・ヤマモト』から離れ、夫とともに新しいビジネスを始めようとしている。 とはいえ、ベテランデザイナーの父親には娘がリスクの多い国際的なファッション業界に飛び込むのが心配でならないようだ。「娘は独立したがっている。時期がきたら彼女がこの会社から巣立っていくことを、私としても望んでいる」と山本耀司は『イ
VOGUE NIPPON: 『ジル・サンダー』、ついに売却
『ジル・サンダー』、ついに売却 2/23の朝、『プラダ』は傘下の『ジル・サンダー』を投資会社の「チェンジ・キャピタル・パートナーズ」に売却すると発表した。 1975年創業の『ジル・サンダー』を『プラダ』が買収したのは1999年の秋。その後、大胆な経営改革を行い、昨年夏には創業者のジル・サンダーに替えてベルギー人デザイナーのラフ・シモンズを迎えてデザインの若返りをはかった。その結果、2006年中には赤字体質から脱却すると期待されていた。 しかし『プラダ』グループの最高経営責任者パトリツィオ・ベルテリは昨年末、「とても、とても、とてもいい条件」が提示されれば『ジル・サンダー』を手放すと発言。『プラダ』と『ミュウ ミュウ』に経営資源を集中するという基本方針との兼ね合いで、『ジル・サンダー』の去就が注目されていた。 ベルテリは23日の声明で、ブランド・ビジネスに実績のある「チェンジ・キャピ
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