マイクロプラスチックは、スポンジのように周囲の化学物質を吸収し、しばしば食物連鎖に入り込み、ついには私たちの食卓に上がる。大きなプラスチック片が砕けてできたものが多いが、洗顔料や練り歯磨きなどの製品に含まれているものもある。(解説は英語です) 食べもののくずが台所のシンクの中央に溜まるように、プラスチックごみは海の最も深い部分に集まる。 学術誌「Geochemical Perspectives」に11月27日付けで発表された新たな研究によると、海洋の最深部に大量のマイクロプラスチック(大きさが5mm以下のプラスチック片)が集積している証拠が見つかった。これで科学者を悩ませてきた「失われたプラスチック」について説明できるかもしれないという。 中国科学院の研究チームは、自ら採取した試料と、過去の論文から、13の地域について分析を行った。2018年前半には、海面下約1万1000メートルという、マ
![深海底に大量のマイクロプラスチックが集積、研究 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d47ae59832ac3bc88ba7b7877001dd0770f5aa31/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnatgeo.nikkeibp.co.jp%2Fatcl%2Fnews%2F16%2Fb%2F121100251%2Fph_thumb.jpg)