2012年開催のロンドン五輪で使われた、オリンピックスタジアム(左)とアクアティクス・センター。開催費 用は148億ドル(約1兆5000億円)に上っている。 PHOTOGRAPH BY JASON HAWKES/GETTY IMAGES 2月23日、ソチオリンピックが閉幕を迎えた。建設が遅れたホテルや歯医者の診察室のようなバー(「New York Times」紙の記者の言葉)や、ツイッターにアップロードされた「ツイントイレ」の写真はさておき、今年のスポーツの祭典を総括するには時期尚早かもしれない。しかし、2012年夏のロンドンをはじめ、過去の五輪については分析が可能だ。 憶えているだろうか? 開催地がロンドンに決定した2005年当時のライバル都市はパリ。ロンドン招致の目玉 は、スポーツ振興ならぬイーストロンドン活性化策だった。昔からスラム街として取り残され、所得、失業率、 寿命、健康すべて
ユニークな文章読本 ヒットの理由は?タイトル・サイズ・値段… 担当した元編集者に聞く 1981年に発売された中公新書『理科系の作文技術』(木下是雄著)が今月の増刷で累計100万部を突破しました。実に81刷。ネット通販のアマゾンでは中公新書の中で最も売れている一冊で、文理問わず学生や社会人に読まれ続けています。この本の魅力と誕生秘話に迫りました。 ユニークな文章読本 100万3千部――。物理学者で学習院大学学長を務めた木下是雄氏(きのした・これお、1917-2014)の著作『理科系の作文技術』の今月15日時点での累計発行部数です。 刊行点数は2300を超える中公新書シリーズですが、ミリオンセラーを達成したのは、102万3千部の『「超」整理法』(1993年発売、野口悠紀雄著)に次ぐ2冊目。どんな内容の本なのでしょうか。 著者は序章でこう述べます。 「私がこの書物の読者と想定するのは、ひろい意味
過去10年の朝ドラで最高視聴率と言われる前作『ごちそうさん』を上回り、7週を終えた今も視聴率21%超えをキープするなど、絶好調である現在放送中のNHK朝ドラ『花子とアン』。『赤毛のアン』を初めて日本で翻訳した村岡花子がモデルの、安東はなを主人公にしたこの作品は、彼女が幼少時から翻訳家を目指し、戦時中に『赤毛のアン』を翻訳するまでの半生を描いている。 そんな『花子とアン』と、あの大人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ(以下、『まどマギ』)には、ある共通点があるという。朝ドラとアニメでは遠すぎて似ても似つかない気もするが、実はどちらも音楽を担当しているのが梶浦由記なのだ。梶浦ファンの中には『花子とアン』の作中で流れるBGMや仲間由紀恵演じる伯爵家の令嬢・葉山蓮子が登場するシーンで流れるシャララーンという効果音などを聞くと、「『まどマギ』を思い出す」という人も少なくない。 朝ドラとアニソンというと
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