桂枝雀は終わらない2009年2月22日 印刷 ソーシャルブックマーク 落語や笑いについての論をつづった大学ノートが残されている。「落語と云(い)うのは」と題した個条書きの中に、こう記されているのを見た。 「生きててよかったなァと思って貰(もら)うもの」 その桂枝雀が自らの命を絶ち、今年で10年となる。笑いの根本を「緊張の緩和」と論じたのは有名だが、「落語の快感構造」「こころ三層論」を含むメモや図からは、より深く、より高く理想を掲げた求道者の姿が迫ってくる。 少年時代から知るメディアプロデューサーの澤田隆治(75)は「戦後の落語界における最大の爆笑王」と、その存在感を振り返る。漫談でなく、落語のネタで巻き起こした爆笑だった。誇張した動作や表情、すかし声や巻き舌の活用、不思議な抑揚をつけたしゃべり……多彩なテクニックでひきつけ、キャラクターが躍動する「落語のマンガ化」を推し進めた。虚構性を感じ
自殺者が後を絶たない。不況の影響が大きいとみられ、過去最悪だった二〇〇三年に迫る勢いだ。雇用や経済支援などの対策が追いついていない表れではないか。政府は危機的状況と認識すべきだ。 警察庁のまとめでは、今年一月から九月までに全国で自殺した人は二万四千八百四十六人(暫定値)にのぼった。このままのペースだと、全国の自殺者数が十二年連続で三万人を超える事態は避けられそうにない。
図1.わが国の自殺死亡者数 1944~46年の3年間は第2次世界大戦中・戦後の混乱で、データが欠損している (人口動態統計) 栃木県の自殺対策 地域医療学センター 公衆衛生学部門教授 (福岡5期) 中 村 好 一 マスコミなどでよく取り上げられていることですが、わが国では 1998 年より自殺により死 亡者数が急増し、それまで2万人強だった年間の自殺者数がこの年より3万人前後で推移して います。図1に前の世紀からの自殺死亡者数を示しますが、近年の数の多さと、それ程変動し ていないという事実には目を引くものがあります。なお、わが国における自殺者数の公式な統 計は、厚生労働者が公表している人口動態統計(死亡届に添付して提出される、医師が作成し た死亡診断書[死体検案書]がデータソース)と、警察庁が公表している統計(警察の捜査記録 がデータソース)があります。両者では微妙に数値が異なりますが、ど
1.数量目的 ●対象ガスの種類及び基準年 ・二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素(1990年を基準年) ・HFC、PFC、SF6(1995年を基準年とすることができる) ●吸収源の扱い ・土地利用の変化及び林業セクターにおける1990年以降の植林、再植林及び森林減少に限定。農業土壌、土地利用変化及び林業の詳細な扱いについては、議定書の第1回締約国会合あるいはそれ以降のできるかぎり早い時期に決定。 ●約束期間 ・第1期は、2008年~2012年の5年間 ●先進国及び市場経済移行国全体の目標 ・少なくとも5%削減 ●主要各国の削減率(全体を足し合わせると5.2%の削減) ・日本:-6% 米国:-7% EU:-8% カナダ:-6% ロシア:0% 豪州:+8% NZ:0% ノルウェー:+1% ●次期約束期間への繰り越し(バンキング) ・認める ●次期約束期間からの借り入れ(ボローイング) ・認めない
東京都世田谷区で二〇〇〇年十二月、会社員宮沢みきおさん=当時(44)=一家四人が殺害された事件で、犯人の遺留品から見つかった蛍光剤が紙の着色などに使われる「ローダミン」と呼ばれる粉末染料で、三種類あったことが捜査関係者への取材で分かった。三種類を使い分けるのは染色の専門家が多く、捜査本部は犯人が事件当時、美術系の仕事や学問に従事していた可能性があるとみて、宮沢さんの交友関係を中心に捜査を進めている。 捜査関係者によると三種類のローダミン粉末は、犯人が残したトレーナーとヒップバッグに付着していた。うち二種類の粉末は宮沢さん宅の車庫からも見つかったという。 ローダミン粉末は緑褐色で、水に溶かすとピンク色になり、光を当てると蛍光発色する。現場にあったのはローダミンB、6Gなど三種類で、成分が異なり、発色や耐久性、溶解度などに微妙な差がある。染料問屋以外では手に入りにくい。
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