意見交換会で伊丹空港の廃港問題について話す橋下徹大阪府知事。右は池田勇夫豊能町長。左は秋元美智子豊能町議会議長=4日午前、大阪府豊能町、小林裕幸撮影 大阪(伊丹)空港の廃港構想を掲げる大阪府の橋下徹知事が4日、府北部の豊能町で池田勇夫町長や町議会との意見交換会に臨んだ。町立のホールで一般公開され、約500人の座席は埋まり、立ち見も出た。知事は「次の世代に大きな利益を引き継ぐために24時間の国際ハブ(拠点)空港が必要だ」と関西空港のハブ化、伊丹廃港を訴えた。 伊丹空港のある府北部の住民は廃港構想に否定的な意見が多い。知事が空港周辺の市町に開催を打診し、豊能町議会は全会一致で了承した。 会合で橋下知事は「僕は民主党政権の中枢から情報が来る。国は伊丹を自然消滅にする」と見通しを語り、そのうえで「伊丹の存続、存続と言っていたら、恐竜と同じで死んでしまう」と存続論を批判。北摂地域から関空までの