「名久井さん、透明なイカって食べたことあります?」 ある日、メシ通担当編集者のムナカタさんからこう聞かれた。 ……透明なイカ? 最初、この質問の意味がわからなかった。なぜなら東京出身の筆者にとって“イカといえば白色”だからである。なので、てっきり特殊で透き通ったイカが存在するのかと思った。 しかしよくよく聞いてみると、透明なイカ=鮮度の高いイカらしい。中でも九州の佐賀県・呼子が透明なイカを食べられる港町として有名らしい(実はムナカタさんは九州男児)。筆者も鮮度抜群の透明なイカを食べてみたい。でも呼子は遠すぎる……。 「都内でも透明なイカを食べられるらしいので、行ってみましょうか?」とムナカタさん。 え、まじっすか。食べてみたい! いけすには生きたイカが ということで、やってきたのはJR新宿駅から徒歩5分の「イカセンター新宿総本店」。 新宿以外にも、渋谷や上野などに多店舗展開している飲食店で