ナイジェリア中部でキリスト教徒が多く暮らす村が襲撃され、多数の死者が出たことに抗議して同国中部の都市ジョス(Jos)で行われたデモに参加した女性(2010年3月11日撮影)。(c)AFP/PIUS UTOMI EKPEI 【7月18日 AFP】ナイジェリア中部で17日未明、キリスト教徒が暮らす村をイスラム教徒が襲撃し8人が死亡した。教会1か所と住宅7軒も火事になった。軍報道官が明らかにした。 村に入ったイスラム教徒たちは午前1時30分~午前5時(日本時間同日午前9時30分~午後1時)にかけて散発的に空に向けて発砲し、銃声を聞いて家から出てきた人たちを山刀で殺害した。 7人は即死し、3人が重傷を負った。重傷者のうち1人がその後死亡したという。 ジョスではこの数か月、宗教や民族間の対立による衝突が繰り返されていた。地元の人権団体によるとジョス周辺では今年だけで1500人が同様の事件で殺害されて
パリ(Paris)郊外のモントルイユ(Montreuil)で撮影された、ニカブを着用したイスラム教徒の女性(2010年5月18日撮影)。(c)AFP/FRED DUFOUR 【7月14日 AFP】フランス国民議会(下院)は13日、イスラム教徒の女性が顔や体を覆うベールの公共の場での着用を禁じる法案を、賛成335、反対1の圧倒的な賛成多数で可決した。 法案は9月に上院で審議されるが、ベール禁止法案の反対派は、フランスの最高裁にあたる破棄院が違憲判断を下せば、勝利をつかめると語っている。 フランスでは翌14日は、厳格な世俗国家の誕生を祝うフランス革命記念日(Bastille Day)となっている。(c)AFP/Dave Clark
【パリ=稲田信司】フランス国民議会(下院)は13日、イスラム教徒の顔を含む全身をほぼ覆い隠す衣装「ブルカ」や「ニカブ」を公共の場で着用することを事実上禁止する法案を賛成多数で可決した。社会党など野党の大半は合憲性の問題が浮上する可能性があるとして棄権した。同法案は9月に上院で審議され、成立する公算が大きい。 同法案によると、公共の場で顔を隠す衣装の着用を禁止。違反した場合、着用者は罰金150ユーロ(約1万7千円)か、フランスの習慣などを学ぶ市民教育の受講を義務づけられる。女性に着用を強制した夫などへの罰則はさらに厳しく、最高で禁固1年か、罰金3万ユーロが科せられる。 この法案をめぐっては、政府に助言する権限を持つ国務院が、ブルカなどの一律禁止は個人の自由を定めた憲法に違反するおそれがあると繰り返し指摘。提案した与党議員からは成立した法律の合憲性を担保するため、大統領や首相経験者らでつく
イラン・テヘラン(Tehran)で、モスクの外で祈るイラン人女性たち(2008年10月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/BEHROUZ MEHRI 【7月9日 AFP】在英イラン大使館は9日、イランの司法当局筋による情報として、姦通罪により死刑を宣告されたイラン人女性(43)に対する石打ち刑を中止するとの声明を発表した。英紙タイムズ(Times)が報じた。 しかし声明では、女性の死刑執行が中止されるのか、それとも絞首刑で執行されるのかについては言及していない。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)によると、このイラン人女性は2006年または07年に99回の鞭打ちを受けた後に有罪と宣告され、石打ちによる死刑が言い渡されたが、執行日が迫るなか英米を中心に国際世論で激しい非難が巻き起こっている。 英国のウィリアム・ヘイグ(William H
男性と女性が礼拝の場で同席することを支持する発言をして解任されたメッカの宗教警察の長官アフメド・ガムディ(Ahmed al-Ghamdi)氏(2010年4月25日撮影)。(c)AFP 【7月3日 AFP】保守的なイスラム教国のサウジアラビアで、成人男性が女性の胸から乳を飲むことを許すファトワ(宗教令)をある聖職者が提案し、国をあげての論争となっている。 問題となっているファトワは、アブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdulaziz)国王の上級顧問でもあり、イスラム色の緩和に支持的といわれるアブドゥル・モーセン・オベイカン(Abdul Mohsen al-Obeikan)師が出したもので、「女性が授乳した男性は、その女性の息子とみなしうる」という内容。 これはイスラム教の書物にみられる故事に基づくものだが、一部には、親族ではない男性と女性の同席を宗教的観点から禁じて
フランス・リヨン(Lyon)で、ニカブを着用した女性(2010年1月25日撮影、資料写真)。(c)AFP/PHILIPPE DESMAZES 【6月16日 AFP】スペイン政府は、宗教の自由に関する新たな法律案の中で、イスラム教徒の女性が顔や体を覆うブルカの公共の場での着用を禁止することを計画している。フランシスコ・カアマーニョ(Francisco Caamano)法相が15日、明らかにした。 カアマーニョ法相は、「ブルカの類は、人間としての尊厳と折り合いがつけ難いものであることに加え、公共の場で身元確認上の問題が生じるものだと考えている」と語った。その上で、新たな法律には「安全上」の理由から、身元確認を困難にするブルカ類についての措置が盛り込まれると語った。 現政権は2008年、カトリック教徒が圧倒的多数を占めるスペインにおいて宗教的多元主義の尊重を確保するための、「宗教の自由」に関する
ベルギーの首都ブリュッセル(Brussels)の街角をニカブ(全身を覆い目の場所だけ細いスリットが入っている衣装)を着て歩くイスラム教徒の女性(2010年4月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/ JULIEN WARNAND 【6月9日 AFP】ベルギーで8日、全身を覆う「ブルカ」を授業中も着用する意志を示していたイスラム教徒の女性高校教師が解雇された。 この教師は、首都ブリュッセル(Brussels)の南にある都市、シャルルロワ(Charleroi)の高校で数学を教えていたトルコ生まれのイスラム教徒の女性教師で、2年半前から授業中にブルカを着用していた。 学校の新年度が始まるにあたって、学校側は女性教師にブルカを脱ぐよう求めたが、女性教師はこれを不服として提訴。裁判所はフランス語圏地域内の公立教育機関は宗教的に中立であるべきだとの学校側の主張を認めた。 だが3月の上訴審では、学校を管轄
エジプト・カイロ(Cairo)の書店に並べられている、アラビアンナイト(Arabian Nights)の名でも知られる『千夜一夜物語(One Thousand and One Nights)』(2010年5月5日撮影)。(c)AFP/KHALED DESOUKI 【6月9日 AFP】エジプトの検察当局は8日、イスラム系弁護士団体による『千夜一夜物語(One Thousand and One Nights)』の発禁処分の申し立てを退けた。半国営通信社、中東通信(MENA)が報じた。 発禁申請が出されたのは、国営のGeneral Agency for Cultural Palacesがアラビアンナイトの新版を出版したのがきっかけ。弁護士団体は、アラビアンナイトは「不道徳と罪悪を呼び起こす」性行為に関する記述が多数記載されているとして、わいせつだと主張していた。 アブデル・メギド・マフムード(A
カタール・ドーハ(Doha)で撮影された、同国の衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)のレバノン人女性アナウンサーのJumana Namurさん(2001年7月8日撮影)。(c)AFP 【6月1日 AFP】カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(Al-Jazeera)の女性アナウンサー5人が、服装規定などの問題をめぐり経営陣と対立し辞職した。匿名を条件にAFPの取材に応じた同局のジャーナリストが5月30日、明らかにした。 30日の地元紙アルハヤト(Al-Hayat)によると、5人は今年1月、会社トップから服装が保守的ではないとくりかえし批判されていたことについて会社側に嘆願書を提出していた。その後、最近になって辞職したという。アルジャジーラの経営陣は今後対応を発表するとAFPに語った。 アルジャジーラは1996年、カタール政府によって創設され、同国ドーハ(Doha)を拠点としてい
ロイター通信によると、ナイジェリア上下両院は18日、北部カドゥナ州知事のイスラム教徒ナマディ・サンボ氏の副大統領就任を承認した。 5日のヤラドゥア大統領死去を受け、南部出身のキリスト教徒グッドラック・ジョナサン氏が6日、新大統領に就任。同国は北部にイスラム教徒、南部にキリスト教徒が多く、双方が対立しており、副大統領をイスラム教徒とすることで均衡を図った形。(共同)
パキスタン東部ラホールの高裁は19日、インターネットの会員制交流サイト「フェースブック」を通じ、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を投稿するよう呼び掛けているとして、同サイトの閲覧を制限するよう政府に命じた。当局は同日、国内のプロバイダー(接続業者)に接続遮断を指示、同国内でのサイト接続が不能となった。 パキスタンでも同サイトで日記や写真などを共有している利用者は多く、信仰の尊重と表現の自由をめぐり論議を呼びそうだ。 イスラム教でムハンマドは、唯一神アラーの使徒とされている上、偶像崇拝に通じるとして肖像画とすることが禁じられている。ムハンマドの風刺画をめぐっては、2005年に掲載したデンマーク紙にイスラム圏から批判が出るなど、これまでも問題が起きている。(共同)
インドネシア・アチェ(Aceh)州の西アチェ県で、宗教警察に服装をとがめられスカートをはかされた女性(2010年5月25日撮影)。(c)AFP/SUPARTA 【5月26日 AFP】インドネシア・アチェ(Aceh)州の宗教警察は、26日から、イスラム法に違反していると見なされる服装をした女性に対し「ロングスカートの着用」を徹底していくことになった。西アチェ(West Aceh)県の当局者が25日明らかにした。 この当局者によると、同州では計2万着のロングスカートが配布されており、西アチェ県の宗教警察も、26日から「間違った服装」をした女性たちを見つけたら、その場でこのロングスカートに履かせるよう通達された。 同州では、イスラム法に基づき、女性が「ぴったりした」ズボンを着用することを禁じる規則が今年1月1日から施行されており、一部のイスラム教徒から反発を招いている。 なお、宗教警察は、これま
パキスタンのラホール(Lahore)で、イスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の風刺画が投稿された会員制交流サイト(SNS)フェースブック(Facebook)に抗議しデモを行うイスラム原理主義政党ジャマーアテ・イスラーミー(Jamaat-i-Islami、JI)の学生団体、イスラム神学生協会(Islami Jamiat-e-Tulaba、IJT)の活動家たち(2010年5月20日撮影)。(c)AFP/ARIF ALI 【5月21日 AFP】会員制交流サイト(SNS)「フェースブック(Facebook)」上で個人ユーザーが開催したイスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の絵のコンテストをめぐり、パキスタンは20日、投稿された風刺画が「冒とくだ」と非難して、フェースブックと動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」へのアクセスを遮断した。
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